McDonald
ういっす〜
最近はもう暑いですね、、なんだか虚しいです。
例年ならBBQとか野球観戦とかしている時期なんです。
さて、昨日見た映画がかなり衝撃的だったので、今日はそのことについて書きます。
その映画がこちら!!!
この映画は、世界で知らない人はいないであろう?あの「マクドナルド」の創業者レイ・クロックの生き様を描いた作品です。
↓ 見たことない人この動画見てみて!
見た感想は、ただただ、自信をなくした。
“あれ”は、俺にはできない。というか、したくない。だから、おそらくやろうとしても徹底して出来ない。って感じの自信喪失。
レイ・クロック上には「創業者(founder)」と書きましたが、本当はそうではないんです。
んー、この人生を本人は成功と思われているだろうが、そう思える人にはなれないな、、、
わかるように、あらすじを描きましょう。
あらすじ
①営業マン時代
主人公レイ・クロック(以下R)は、ミルクシェイク用のミキサーを売る営業マン!売り上げはイマイチ!営業先に振られまくり!
そんなRのもとに、「8台欲しい」というビックリ仰天の店現る!
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Rがそこに行ってみると、そこは味よし!雰囲気良し!超効率的で待ち時間なし!の今まで見てきた中で最強の画期的な飲食店「マクドナルド」だった。
感銘を受けたRはレストランを早速見学!レストランを作ったマクドナルド兄弟(以下M)を食事に誘う!
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Mはここまでのレストランを作った経緯をRに話す。
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Mは「店を増やす=店の質低下の恐れ」を心配し一度は断るが、諦めきれないRの熱意に負けて、条件付きで契約を交わす。
<条件>
・経営内容を変更する際には、必ずMの許可を取ること
・Rの取り分は純利益の1.4%
②Rの努力、マクドの成長
Rの妻エセル(以下妻)はRに不満を持っていた。
それはRが以前からすぐ新しいチャンスに飛びついて、(だからこそお金持ちなんだけど)忙しくて家に帰らないし、浮気もするし、もっと一緒に過ごしたい!!って感じ。
金の工面に苦労していたRは、そんな妻に内緒で勝手に家を担保に金を借り、フランチャイズ1号店をオープン!
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妻は不満を持ちつつも、Rに協力する。
妻の協力もあり、街のお金持ち友達に掛け合って、次々とフランチャイズ店舗をオープン!
しかしMが心配していたように、店の質が悪化。
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その結果を受け、Rは(妻に言わずに)出資者のお金持ち友達と勝手に縁を切る。
Pは労働者階級から、向上心と能力がある人材を(店舗のオーナーにするべく)探す。妻もそれに協力する。
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この作戦がむっちゃ成功!!店舗の質OK!!
マクドナルド新店舗次々開店!!!
Rは各地を飛び回り、歓迎される!!超調子に乗る!!!
③Mとの対立、妻との別れ
フランチャイズ店を次々と作るものの、
「契約」のせいでRの利益が少なく、資金不足。
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R「契約を更新して取り分を増やしてくれないと事業拡大ができない」
M「現状で満足」⇒R激怒
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借金返済の滞納が続いて家に連絡が入ってしまい、家が担保になっていることを妻が知って、超失望
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Rは、あるフランチャイズ店オーナーの妻ジョアン(以下F妻)から有益な情報を得る。
「粉末ミルクシェイクを導入するによって、ミルクシェイク用アイスクリームの冷凍費(コスト超高い)を削減できる!!」
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Rは「契約」があったためMに提案するが、ミルクシェイクの質を落としたくないMは断固拒否⇒R激怒
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いよいよ借金で家がやばくなったときに、救世主登場!
「あなたの業界は飲食業じゃなく不動産業。不動産を所有して、それをフランチャイズ店のオーナーに貸すことで、契約の範囲外で資金を得られ、さらに拡大できる。」
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Rは新しい会社を作りそれを実行していく。
=別の会社で土地を買うことは「契約」の範囲外。Rは土地を買うことでフランチャイズ店だけでなく、Mでさえも支配下に収める!
⇒兄弟激怒
+
粉ミルクシェイクも強引に導入。
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野心家で様々な意見をくれるのF妻と愛し合うようになっていたRは、妻に離婚を申し出て別れる。
③マクドナルドを奪う
粉ミルクシェイクが導入されていることに気づいたM「君にはそんな権利はない。今すぐやめろ」
R「NO」
M「契約書がある」
R「契約は心と同じく、壊れるものだ」
M「君を追放する。訴訟を起こす」
R「だが費用を賄えないはず。俺は17州に土地を持つ大企業の代表だ。」=裁判でMはRに勝てないと脅す。
↓
RはMに小切手を渡し、相談の末270万ドルで全ての権利をM兄弟から買った。
「毎年売り上げの1%が兄弟に払われる」というMの要求した項目は、紳士協定にされ、結局履行されなかった。
M兄弟が経営する本物の第一号店は、「マクドナルド」の店名を変えさせられ、Rはマクドナルドで唯一の「創業者(founder)」になった。
(完)
以下は完全に個人の感想になります。
まず、R氏の人生の中で自分はこうはなりたくないと思った事項を書きます。
⭐︎ 新しいチャンスにすぐに飛びつきすぎる
⭐︎ 忙しいからといって、家庭を二の次にする
・浮気(言語道断)
・お金を稼いでいるからいいではないか、という妻への言い訳
⭐︎ 妻に内緒で、リスクを顧みず家を担保にする衝動性
⭐︎ 勝手に仕事を変えたり、(妻と共通の)友人と縁を切ったりと、自分の方向転換で妻を振り回す、最後にはどんな時も協力してくれていた神妻を裏切った
・上手くいくと有頂天になり、傲慢になる
・自分の思い通りにならないとすぐに激昂
・営業利益のためなら、質に拘らない(Mが作った“店の質”であるので思い入れがないのは理解はできる)
・システムを作ったM兄弟を、自分の利益のために蔑ろにする
・地位による権力と財力によって正統なM氏を脅し、潰す
・お金で離婚と事業権利の問題を解決しようとする
・絶対に叶えられる約束を、自分の利益のために破る
これらは、あくまで僕が嫌だと感じたことです。
彼がこういう性格だったからこそ、利益に全てをかけていたからこそ、あそこまで成功したとも思うので、彼自身を全て否定したくはない。
ただし、
(R氏を見ていて彼のようにはなりたくないと思ってはいるものの)
実は自分の中にもR氏のような面があります。上の⭐︎マークをつけている項目は、(流石にそこまでは出来ないと思うものもありますが)いままでの自分には多少当てはまる内容です。
見てて、心が痛くなりました。なるほど自分はこうなんだと。
R氏は他の何よりも、「成功」「利益」を追い求めていた。
妻の「いつ満足するの?」という質問にも「Never」と答えていた。この気持ちはむちゃくちゃ理解できる。
僕は以前ポルシェに関する記事を書きました。
確かに僕も欲しいものや、理想の人生、正直挙げ出したらキリがない。しかも、上には上があり、上に行けば更なる上が見えるものです。欲に天井はない。
R氏が成功によって得たものは、誰でも無償で配られていてgetしても安全なのであれば欲しいものだと思います。
ただ僕は正直、他のものを全て捨てて、利益のために全振りすることは、できないというよりしたくない。それで利益を獲得したとしても、獲得した頃には、周りに本当の意味で自分を信頼して愛してくれる人はいなくなっていると思う。僕は極論、欲しいものなんていらないから大切な人が周りにいて欲しい。ポルシェなんて超超超要らん。笑
周りの人の人生を少しだとしても自分の力で良いものにできるきっかけとなる財力は持っていたいと思うけどね、自分の道を外れないで得られる利益は最大限欲しい。笑
R氏ほど残酷な人間にならないと社長をやっていけないなら、社長は僕には無理だと思った。
だから、自信が無くなった。少しね。
そういうことです。
映画の最後には以下のようなことがR氏によって語られます。
" Nothing in the world can take place of persistence. Talent will not; nothing is more common than unsuccessful men with talent. Genius will not; unrewarded genius is almost a proverb. Education will not; the world is full of educated derelicts. Persistence and determination alone are omnipotent. "
この世に“執念”に勝るものなし。
“才能”があっても、成功できない人間は多くいる。“天才”も報われないのが世の常。“学歴”も賢さを伴うとは限らない。
“執念”と“覚悟”があれば無敵だ。
とまぁ意味はこんな感じです。
成功した人はこれ、よく言いますよね。